太陽の光が夏に向けて強くなってきている今日この頃。
お散歩に適した季節となってきました。
今回は、高齢者の健康に効果のある「お散歩」について考えてみましょう。
お散歩について、皆さんはどのような印象をもっていますか。
なんとなく景色を見ながらブラブラ歩くというイメージを持っている人が多いのではないのでしょうか。
このお散歩ですが、若い人にはもちろん高齢者の方にとてもいい効果があるのです。
体を動かさず座ってばかりいると、筋肉を使う事が少なくなるため、筋肉が衰えていきます。
歩く事は全身運動ですので、無理なく筋肉を使う事になるでしょう。
太陽の光を浴びず、一日中部屋の中にいると気分が落ち込んでくることがあります。
こんな時は、太陽の光を浴びましょう。
太陽の光を浴びると「セロトニン」という神経伝達物質が生成されます。
この物質は、「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神を安定させる働きがあると言われています。
「セロトニン」が不足すると「鬱」になるとも言われていいますので、心の安定のためにも外に出ることは大切だと思います。
一日中動かずにいると、夜になっても体力が余っているため、夜遅くまでに起きている事が増えてくると思います。
また、上記で記載した「セロトニン」は睡眠に関係する「メラトニン」の生成に必要であるため、なかなか眠れないという不眠の症状を引き起こす可能性があります。
年を重ねる毎に知り合いができる機会は少なくなるかと思います。
しかし散歩しながら挨拶をすることによって顔見知りが増え、新たな知り合いが増える可能性が生まれます。
散歩をすることで、脳に新鮮な酸素を送り血液の巡りもよくなります。
また色々な景色を見て、色々なことを感じる事により、より脳が活性化されます。
このことが認知症予防に効果があるのではないかと言われています。
上記のように、散歩には沢山のメリットがあります。
運動をしようと気負ってしまうと長続きしません。
しかし散歩ですと気軽にできる為、長く続けることができるのではないのでしょうか。
最近では、インターネットやホームセンターなどで、おしゃれな「シルバーカー」が販売されています。
私の近所でも「シルバーカー」を押しながら買い物や、散歩をしている高齢者の方を見かけます。
女性用だけでなく、男性用も販売されていて、椅子の付いたものもありますので
このようなものを使って、少し遠回りして買い物にいくという散歩もいいかと思います。
気候がいい今、お散歩にでかけてみませんか。